高血圧の治療の基本は、①降圧剤での治療②食事療法による治療③運動療法による治療の3つで行われます。降圧剤での治療に関しては、160/100mmhg以上のⅠ度高血圧の方あたりから医師の判断で始まります。

Ⅰ度高血圧以外(140/90~159/99mmHg)に属する高血圧の方の治療は、食事療法と運動療法による治療が中心です。

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高血圧の治療 病院内血圧計 家庭内血圧計
至適血圧 120/80未満 125/80未満
正常血圧 130/85未満
正常高値血圧 140/90未満
Ⅰ度高血圧 160/100未満 135/85以上
Ⅱ度高血圧 180/110未満
Ⅲ度高血圧 180/110以上

■食事療法による治療

 高血圧の治療というと誰でも塩分の制限を思い浮かべると思いますが、減塩による治療だけでよいのかというとそうではない事が最近分ってきました。

高血圧の方の60%は食塩の量に比例して血圧も上がりますが、残りの40%の方は塩分を摂っても血圧の変化は見られないという結果が見つかったからです。

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とは言いましても、日本人の食事はもともと塩分過剰の食事が多い(ラーメン、味噌汁、蕎麦など)ので、塩分を減らす高血圧治療は大切です。

出来るだけ塩分を減らし、バランスのよい食事を心がけ脂質を減らすようにして下さい。脂質が増えると肥満につながり、高血圧の治療に大きな妨げとなります。

■運動療法による治療

有酸素運動を継続的に行うことが、高血圧の治療として強く指示されています。軽いジョギングや30分ぐらいのウォーキングが高血圧の治療には最適とされています。

■降圧剤の治療

高血圧の状況が酷い方は降圧剤の治療が必要ですが、治療がうまく進んだら降圧剤を使わずに、食事療法・運動療法による治療だけで血圧の管理が出来るように頑張りましょう。


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