高血圧症には、本態性高血圧症二次性高血圧症の2種類の高血圧症があります。本態性高血圧症は遺伝や生活習慣から起因するもので、二次性高血圧症は病気を原因として発症しています。

二次性高血圧症は、主に腎臓病や内分泌系の病気などで発症しているので、医療機関での検査が必修となります。

通常は高血圧症というと本態性高血圧症(日本人の95%)の方がほとんどなので、食事療法と運動療法そして降圧剤による治療を指導される事になるでしょう。

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高血圧症とは病院内測定で140/90mmHg以上と定義しており、上の血圧が140以上もしくは下の血圧が90以上のどちらか又はその両方が該当した場合に高血圧症と呼んでいます。

また家庭内血圧計では高血圧症の定義を5mmHg低くして、135/85mmHg以上と定義している点にも注意して下さい。

高血圧症と診断するには、一定期間の測定結果を見て診断されます。血圧は食べる物やその日の体調でも左右されますし、血圧の測定方法が間違っていても実際とは変わってくるからです。

もし血圧の測定方法に自信がない方は、「血圧の正しい測り方」の記事でご確認下さい。

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高血圧症の治療に使用される診断基準は以下の表に準じます。

高血圧症 病院内血圧計 家庭内血圧計
至適血圧 120/80未満 125/80未満
正常血圧 130/85未満
正常高値血圧 140/90未満
Ⅰ度高血圧 160/100未満 135/85以上
Ⅱ度高血圧 180/110未満
Ⅲ度高血圧 180/110以上

現在4,000万人の日本人が高血圧症だと言われており、日本人の死因の2位心疾患、3位脳血管疾患と深く関係しています。(1位はがんです)

高血圧症と診断された方は、まず原因を解明しどのような治療を施せばいいかを見つける事が大切です。このサイトが高血圧症の方のお役に立てば幸いです。

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